アーカイブ

2013年11月

水彩木版・けしごむはんこ/アオイアツシさん

カテゴリ:

玉野市の駅東倉庫を拠点に活動されているイラストレーターのアオイさん。
現在、江戸時代からの木版技術を受け継ぐ京都【竹笹堂】に通い、技法を習得しながら、木版画家としても活躍中です。

 

葛飾北斎の浮世絵に見られる多彩で美しい風景画も木版の技術で刷られています。
 

“昔の人の技術はとても高く、伝統技術の継承というのは本当に難しいものです。僕は大人になって木版を習得し始めたのですが、それでは遅いんですよね。”

 

工業高校デザイン科を卒業され、デザインの道に進まれたアオイさん。
フリーのイラストレーターとして、イラストデザインやドローイングを主に活動されていましたが、木版への興味から現在は京都【竹笹堂】で伝統の木版技術を目下習得中。
アオイさんの言葉には重みがありましたが、それでもなお学び続け、木版技術による作品を制作しているのは、印刷技術としての木版で表現できるものに魅力を感じていらっしゃるからではないかと。

 

現在、玉野市のサンコアというギャラリーで開催されているアオイさんの個展「かっぱっっぱ。」。
P1020431
P1020432

お皿の上に飾られた木版イラストのかっぱ、一皿に一匹(一人?)。
端正な顔立ち、シュッとした印象のアオイさんから生まれてきたキャラクターとは思えないフォルムと表情。先程、あれだけ真面目な話をしていたのに、なんだか拍子抜けしたといいますか、かっぱ達を見ているとなんだか力が抜けてしまいました。いや、逆に意表を突かれて、さらに作品のことが知りたくなってきました。背景、かっぱの体の各部分はいろんな色で描かれていて、いやこれは筆で書いたのではなく、これを木版で彫って、刷って・・・?
何枚かの木板を見せていただきましたが、ひとつひとつの作業がとても大変であるということはわかったのですが、具体的には理解できず・・・。
P1020437
P1020436
P1020435

ということで、今回の体験クラフト市の時に、是非じっくり技法、作業工程を見させていただこうと思います。

 

今回の体験クラフト市では、水彩木版の技法を学びながら、メッセージカードを作ります。刷りの色は自由、基本的には易しい単色刷りを体験します。“ご要望があれば、お時間、作業の進み具合を見ながら多色刷りも検討します。”とのこと。アオイさんが描いた動物のイラストをご用意していますが、デザインを自分でやってみたいという方のために原画作成の準備もしています。
P1020433
 

水彩木版のおもしろさを体験してみませんか。

アオイさんが制作したキャラクター達も会場でお待ちしております。

『クラフト市の勝山』・Brochureづくり/さらいなおえさん

カテゴリ:

さらいさんと勝山を結びつけたのは、ある女性の作ったリースの写真。

 

石村朋子さん。

身の回りの植物でリースやオブジェを作られていた女性。

 

石村さんの作るリースに惹きつけられ、また彼女の人柄に魅了された方は数多く、さらいさんもそのお一人。

 

さらいさんが発行している「aube.」というBrochure/小冊子。暮らしやアート、その主人公となる人・・・、さらいさんというフィルターを通して、人それぞれのライフスタイルが描かれています。
P1020438
 

aube.1号と4号には石村さんのことが描かれています。
 

石村さんのリース、枯れてもなお生命が感じられ、繊細な作品にも真(芯)の力強さが感じられました。
添えられたさらいさんの言葉は飾り気がなく、それだけにさらいさんの思いが伝わってくる。

さらいさん、aube.を通じて、石村さんという一人の女性、石村さんの作ったリースを知ることができたその時間は、私にとってとても貴重なものになりました。

石村さんは201110月に永眠されましたが、そこから生まれたさらいさんと勝山の繋がりは今へと続いています。

 

取材したことや、取材時に感じたことや自分の考えをなかなか言葉にできない私からさらいさんへの質問です。
 

どうやって取材したものの中から言葉を掘り起こすのですか?

 

“取材したら、一度寝かすんです。その上で、自分の思っていることとの接点やキラリと光る言葉を探していくんです。”

 

さらいさんによって選ばれた言葉は描かれた人とさらいさんを結ぶ接点。
さらいさん拾ったキラリと光る言葉は描かれた人自身が持つ輝きなんですね。

aube.を読んで納得。

 

折角いただいた助言も、今の私には到底できることではありませんが・・・

 

今回の体験クラフト市では、タイトルのように『クラフト市の勝山』のBrochure/小冊子を作るためのワークショップを開催します。
カメラ/写真が好き、趣味、それ以上という方は各場所で開催されているワークショップや勝山の町並みを写真取材、執筆が好き、趣味、ライター志望、それ以上という方はワークショップを取材して執筆を。
各々が取材してきたものを、さらいさんが取りまとめて、編集、発行、
Brochure/小冊子にします。
できた
Brochure/小冊子は後日参加者にお届けします。

参加者それぞれの思いが詰まった一冊、是非さらいさんと一緒に作ってみませんか。

 

aube フランス語で夜明け。

今回のワークショップでの出会いが、勝山の新たな発見に繋がることと祈っています。

カテゴリ:
秋も深まる今日この頃、岡山県北の紅葉は蒜山から南下し、勝山も秋色に色づいてきました。

『勝山町並み・体験クラフト市』まであと2週間。
パンフレットには掲載できなかったワークショップの詳細情報についてお知らせします。

では、パンフレットの番号(開催場所番号)順に沿って。

 

1.郷原漆器・木地挽き体験/髙月国光 場所:勝山文化往来館ひしお

 クリの木を輪切りにしたものを轆轤(ろくろ)に取り付けて、長い柄の刃物・鉋で削り、お椀を作っていきます。所要時間2時間程度。

*募集定員に達しましたので、キャンセル待ちとなります。

 

1.和紙づくり/小川秀雄 場所:勝山文化往来館ひしお

 桁と呼ばれる道具に原料(紙材繊維と糊が混ざったもの)を汲み、均一になるようにすいていきます。余分な水分を絞り取ってから、鉄板で乾燥させていきます。15分程度で作ることができますが、和紙を乾燥させるまで20分程度かかります。紙の大きさはハガキサイズ、B4サイズの紙から選択して下さい。

 

3.糸紡ぎ/原田豊美 場所:庄屋

 糸車による糸紡ぎとスピンドルというコマのような道具を用いた糸紡ぎの2種類があります。糸車の方は午前、午後ともに定員6名ずつですが、スピンドルの方は定員なしです。自分で紡いだ糸は、太くなったり、細くなったりと、市販の糸にはない味わいがあります。

 

3.クラフト市の勝山・Brochureづくり

 Brochureとは小冊子のこと。『勝山町並み・体験クラフト市』の様子をいろんな形で取材し、それぞれが取材したものを一つにまとめて小冊子にします。ワークショップの作業風景の写真撮影でも、また執筆でも、ご自分のお好きな方法で取材。勝山の町並み、ものづくり、それを楽しむ人たち、自分の撮影した写真や自分の言葉が「さらいなおえさん」の手によってひとつにまとめられBrochureに。少し時間をおいて、お手元に届けられるというお楽しみも。

 

4.革細工/宮本祐樹 場所:La crie

 コインケースを作ります。革の穴あけ、磨き、カシメの取り付けなどを体験します。革の色は4色から選ぶことができます。所要時間は3040分程度です。

 

6.とんぼ玉/豊本光識 場所:石田鉄工所

 色ガラスの棒(お好きな色を選択)をガスバーナーで溶かし、鉄の棒に巻きつけて玉を作っていきます。とんぼ玉の模様は水玉、マーブルなど、またペンダント、ブレスレット、ストラップなどお好きなアクセサリーから選択することができます。ガスバーナーを使って作成すること15分程度でできますが、ガラスが冷え固まるまで10分程度かかります。

 

6.モザイクガラス/豊本恵子 場所:石田鉄工所

 ステンドグラスの小さくカットされたガラスをガラスの器、キャンドルポット、写真立てなどにボンドで貼りつけていきます。いろんな色のいろんな形のガラスを、作る人の自由な発想で並べていきます。所要時間はどのようなデザインで作られるかによりますので、作られる方それぞれで異なりますが、大体1時間ぐらいでできます。

 

7.木工/上田徹 場所:Studio Biss

 電動ルーターなどを使って、ウッドアクセサリー(ブレスレット、ブローチなど)やウッドアイテムを作ります。所要時間は3時間程度です。木屑が出ますので、汚れてもよい格好でお願いします。

 

8.竹細工/平松幸夫 場所:ギャラリー稲田

 京都の伝統花籠である四海波籠を、竹ひごから作成し、竹ヒゴを編んで作成します。参加者一斉に10時から開始し、所要時間は2時間半程度です。途中で昼食や他のワークショップに参加されてもよいです。その場合は会場に戻って籠を完成させます。

*パンフレットに料金を1,000円と表記しておりますが、2,000円の誤りです。お詫びして訂正させていただきます。

 

8.こけ玉づくり/谷口信好 場所:ギャラリー稲田

 季節の植物を使ったこけ玉を作っていきます。クリスマス用などお好みのデザインのものを作ることもできます。所要時間は1時間程度です。

 

9.布小物づくり/宮崎あこ 場所:テーラー福田(現在は福田洋服店)

 手縫いで三角ポーチをつくります。大きさはハンドバックに納まるぐらいのかわいらしいサイズです。所要時間は2時間程度。布は用意していますので、お手持ちの裁縫道具のセットをご持参下さい。

 

11.映画づくり体験/シネマニワ 場所:顆山亭

 3時間で映画を作るワークショップです。アイデアの抽出、配役、衣装決め、ロケーションハンティング、シナリオ決め、撮影まで、誰もが自由な発想で楽しみながら映画を作ります。最後に撮影した映画の上映会を行います。

1123日(土)のみ開催

 

11.映画『つづきのヴォイス−山中一揆から現在−』上映会/シネマニワ 場所:顆山亭

 山崎樹一郎監督の新作ドキュメンタリー映画の上映会です。来年2月に撮影予定の時代劇映画に向けて、最新の製作準備状況などもお話します。

1124日(日)のみ開催。パンフレットに料金を1,200円と表記していますが、申し込みいただいた方は大人1,000円、高校生以下は無料です。なお当日受付の方は1,200円(高校生以下は無料)となります。

 

12.木版画/山田尚公 場所:旧郵便局

 ハガキサイズの木版画を作ります。道具、材料、用紙は用意しています。デザインが難しい、苦手といわれる方には下絵も用意しております。所要時間は2〜3時間程度です。

 

13.ベンガラ染め/加納容子 場所:ひのき草木染織工房

 こちらで用意したハンカチを輪ゴムで縛って、ベンガラの染料に入れて染めます。染織時に使うエプロンなどは工房で用意しております。

 

13.裂織り/加納一穂 場所:ひのき草木染織工房

 裂織りでコースター、15㎝角の布を機織りで織ります。布や糸は工房でもご用意しておりますが、使わなくなった着物、洋服(ニット以外)、風呂敷などをご持参いただくと、それを織り込むこともできます。

 

14.木のからくりおもちゃ/糸日谷晃 場所:山藤

 木のからくりおもちゃを作ります。数種類の工作キットを用意していますので、お好みのものを選択できます。『ぐるぐるオルゴール』はゼンマイ式のオルゴールを組み込んだ、作って楽しい、遊べるオルゴールです。電動糸鋸を使って、型のくり抜きなども体験できます。所要時間は2時間程度です。

 

14.木版画・けしごむはんこ/アオイアツシ 場所:山藤

 水彩木版での「彫り」と「刷り」を体験し、イラストのメッセージカードを5枚作ることができます。道具はもちろん、イラストも用意しております。水彩絵具を用いますので、さまざまな色合いを楽しむことができます。所要時間は2時間程度です。

 けしごむはんこは当日受付可能で、所要時間は30分程度です。

 

15.パンづくり/渡邉格 場所:勝山文化センター

 自家製レーズン酵母を使用し、バケット、ピタを作ります(初心者向け)。こねから焼くまでの工程を説明、実際に体験します。バケットは生地までになりますので、生地持ち帰り用として500ml以上のタッパーをご用意下さい。ピタは当日焼きます。またエプロンをご持参下さい。

1124日(日)のみ開催。10時〜12時半、13時半〜16時の部ともに定員に達しました。キャンセル待ち(キャンセル待ちも先着順です)で受け付けております。

中には複数のワークショップを申し込まれる方もいらっしゃいます。
予約状況の確認などお問い合わせは【勝山文化往来館ひしお】までお願いします。
勝山文化往来館ひしお
TEL/FAX 0867−44−5880
 

 

ガラス工房とよもと 豊本光識さん・豊本恵子さん

周囲を山で囲まれ、湯原ダムの下流、旭川沿いに静かで落ち着いた風情のある湯原の温泉街が広がっています。

湯原温泉街にある[ガラス工房とよもと]さん。
P1020361
お店のウィンドウから色彩豊かなガラス細工が飾られています。
ガラス工房とよもと
豊本光識(みつのり)さん、恵子さんご夫妻が営む手作りガラス体験&ギャラリー。
ご主人の光識さんは大阪生まれで、小学生の時に倉敷に転居。
湯原に[ガラス工房とよもと]をオープンさせたのは1995年だそうです。
ステンドグラス作家の父にステンドグラスを学び、その後イギリスや石川県能登島でガラス細工を学ばれたと。
現在は工房でガラス作品の制作、販売、作品展の開催だけでなく、工房でのとんぼ玉の制作体験、出張体験教室なども行っておられます。
奥さまの恵子さんは光識さんと出会って、ガラス細工に携わるようになったとのこと。
光識さんから学びながらモザイクガラスの作品制作や体験教室を開催されているそうです。
学校や子供会への出張体験教室も行っていて、湯原中学校の卒業制作なども手掛けられています。

“とんぼ玉体験してみませんか?”


恵子さんからのお誘い。

体験クラフト市で実際に行われる『とんぼ玉体験』を私自身が体験レポート。

とんぼ玉の模様や色ガラスの選択は恵子さんがいろいろアドバイスしてくれました。

まずはとんぼ玉の模様を水玉、マーブル、ハート、花の4つから選びます。
私はマーブルを選択しました。

P1020375

次は色ガラスの選択。

恵子さんいわく、

“体験される皆さん、大体2色まではご自分で選ばれるんですが、残り1色を選ぶのが難しいようです。”と。

色ガラスの選択は大きく2つ、透明感のあるものとマットなものに分かれます。

P1020372

恵子さんが体験される方の好みや何に使うか(ペンダント、ブレスレット、ストラップなど)、普段どのような色の洋服を着るのかなどを聞きながら、体験する人自身が最後の1色を決められるようにアドバイスしてくれます。


私が決めた3色が黒、青、薄紫のこの3つです。

P1020379

左手に鉄の棒を持ち、右手に色ガラスを持って、とんぼ玉作りスタートです。

光識さんが説明をしてくれながら、手元の操作を鉄の棒、ガラスを優しく誘導してくれます。
P1020381
まずはベースとなる色ガラスを鉄の棒に3つ、ひとまわりずつ纏わせていきます。
ガラスをバーナーの火にあて溶かしていくのですが、まるで線香花火の中心のようにポッテリと膨らんできて、溶けたガラスが落ちてしまうのではないかというドキドキ感が高まります。

“線香花火の火玉のように突然落ちてしまうことはないので安心してください”と恵子さんが教えてくれました。



















とはいっても緊張感がなかなか抜けません。
なにぶん初めての経験なので、指先の感覚が掴み取れなくて、操作も力加減がうまくいきませんし。
でもうまくいかなくても大丈夫なんです。
工程の最後には光識さんが成形してくれますので。

次は模様となる2色の色ガラスをベースのガラスの上に配置していきます。私の場合はマーブル模様なので、まず薄紫の色ガラスで4本の縦ラインを引き、次に青の色ガラスで先に引いた薄紫のラインの間に4本の縦ラインを引いていきます。


P1020394

最後は鉄の棒を回しながら、ガラス玉にらせん状に横のラインを引いていきます。


光識さんの最終的な成形。
P1020409

ガラス玉はまだまだ高温で赤みを帯びているので、この段階ではどんな模様に仕上がっているかはわかりません。

藁灰の中に入れて、ガラス玉が冷やし固まっていくのを待ちます。

P1020411

出来上がったのがこちら。

P1020418
P1020419

自分でも感動の出来栄えです。
これからずっと身につけていきたいと思う『とんぼ玉のペンダント』ができました。

自分で身につけるものを自分で作るという体験、とても貴重で豊かな時間になりました。


ガラス玉が冷えて固まるまで、恵子さんとモザイクガラスのお話をしました。

学校や子供会への出張体験教室、湯原中学校の卒業制作なども手掛けるなど、子供さんや学生さんにモザイクガラスを教える機会も多いそうで。

“子供の発想、集中力ってすごいですね。湯原中学校の卒業制作では、皆さん限られた時間の中で、楽しく、そして真剣に取り組んでいました。完成品を見て、涙する学生さんもいたんですよ。”

湯原中学校の卒業制作はかなりの力作だったそうです。

モザイクガラスの素材はステンドグラスのガラスが小さくカットされたもの。

P1020369

これをガラスの器や写真立てなどにボンドで貼り付けて作ります。

特に難しい技術が必要ではなく、誰にでも手軽に作ることができ、カットされたいろんな色、色んな形のガラスを作る人の自由な発想で並べていくので、出来上がった作品には作る人の個性が表れてくるようです。大胆に作る方もいれば、繊細に細かく作っていかれる方も。
小さな子どもさんでも夢中になって、大人顔負けの作品ができあがることもあるとか。


キャンドルポット、アロマポットして使うのもお勧めだそうです。
P1020364
P1020367

ろうそくの光が様々な色のガラスを通して、柔らかい光の陰影が生まれ、何かリラックスした気分になってきます。
アロマポットとして使う方の中には、入浴時にお風呂の電気を消して使われる方などもいらっしゃるようですよ。
今の時期であればクリスマスのキャンドルポットとして作るのもよいかもしれませんね。

体験クラフト市では光識さんが『とんぼ玉』、恵子さんが『モザイクガラス』を教えてくれます。
『とんぼ玉』は火を扱うため、対象は小学生以上ですが、『モザイクガラス』は3歳以上と小さな子供さんでも体験することができます。

光を通すことによって様々な表情を見せるガラス。
光沢、透明感などガラスの美しさを再発見しました。

何より豊本さんご夫妻の人の良さがあふれる工房、とても居心地がよく、時間を忘れてお話をしていました。

私だけの一点ものの『とんぼ玉』、これからも大切に身につけていきたいと思います。

是非、体験クラフト市でガラス細工の体験をしてみてください。
体験して初めて気づくもの、あらためて再発見するものがあるはずです。

ガラス工房とよもと
〒717-0402
岡山県真庭市湯原温泉112
0867-62-2767
http://www1.odn.ne.jp/glass-toyomoto/
https://www.facebook.com/glasstoyomoto


 

P1020402
 

P1020386


 

P1020359

玩具造形いとひや・糸日谷晃さん

カテゴリ:

丘の上に立つ自分の目線の高さに山の稜線が見え、丘の下の田園地帯に光が降り注ぐ光景。

P1020357

ここは岡山県の北東部、兵庫県との県境にある美作市後山です。

その後山のふもとに東粟倉おもちゃ村があります。
P1020338

全国から創作玩具の作り手の作品、組み木創作の会の作品が展示されています。
作品は写真撮影できなかったのですが、組み木の玩具や、木のからくり玩具など多数展示されています。
もちろん糸日谷さんの作品もここに展示されています。

玩具造
形作家・糸日谷晃さん

 

P1020074
京造形大学造形学部卒。
大学では環境デザインを専攻し、木のおもちゃを制作するゼミに所属。
大学卒業後、縁あって、おもちゃとオルゴールの博物館に就職。
工作室担当を務め、 ワークショップをはじめとしたイベントの企画や題材となる作品開発を手がける。

現在は岡山・鳥取・兵庫の県境、山間に工房を設けて活動中。    

千葉県出身で都会育ち。

一転、JRが単線、一両のバスのようなディーゼルカーが一日に数本しか走らない田舎に移住。
もともと都市型のライフスタイルや価値観を持ち合わせていなかったので、田舎への移住には抵抗はなかったとのこと。

“大学ではデザインを勉強していて、ものづくりもしたかった。つまりは、全部やってみたかったんです。デザインもして、ものを作って。”
 
今は木工を主として木のおもちゃなどの作品を制作されていますが、これまでにはいろんなものにチャレンジされたそうです。

パソコンを使って映像を制作するのもそのひとつ。
ご自分のことを“器用貧乏な一面があるです”と。

逆手に取れば、いろんなジャンルを経験することで、未知の自分の主流に繋がっていく、それが今、糸日谷さんがチャレンジされていることではないかと感じました。

“シンプルでシュッとしたデザインが好きなんです”
 
糸日谷さんの作品にはそのデザインに必然性のあるコンセプトやテーマがあります。

それはあくまで実用性や機能性を重視した工芸作品ではなくて、
その形に何かしらの意味や価値が存在するものづくりをされています。


例えば[ひのきにあなをあけたもの]
P1020347

デザインのコンセプトは、初めてふれる、やさしさ・やわらかさ。
形は、指を揃えた手のひらの形、お母さんの乳房の形、卵の形をイメージしているそうです。

何か私の中でイメージが広がっていきます。

もちろん、糸日谷さんが作品に吹き込んだイメージもありますが、手にした人が作品を見て、何を感じて、何をイメージして、それをどう使うかを手にした人が決めればいい。
これが糸日谷さんの作品と一般的な工芸作品とは異なるところだと思います。
 

しっかりとしたイメージがあり、それをデザインに内在させ、形として表現していても、決してそれが押し付けがましくないというのが糸日谷さんの作品の魅力だと私は思います。

これは糸日谷さんの組み木のおもちゃ。

P1020355


いろんな動物達が、それぞれの体の面をくっつけて、パズルのようにぴったりはまっています。
糸日谷さんの動物達は“シュッ”としていて、どこかスタイリッシュな感じ。
箱から動物を取り出すと、そのひとつひとつの動物に、ちょっぴり切なさが感じられました。


その他、やじろべえや車、マグネットなども見せていただきました。

P1020353
P1020352
P1020358


体験クラフト市のワークショップでは木のからくり玩具を制作します。
数種類の工作キットを用意して下さいます。
電動糸鋸も持ってきて下さいますので、糸鋸を使っての切り抜きなども体験いただけます。

 

ゆったりとした雰囲気をお持ちの糸日谷さんと一緒に工作、そして“シンプルでシュッ”とした糸日谷さんの作品達に是非触れていただいて、広がるイメージを楽しんでいただきたいと思います。


玩具造形いとひや

http://itohiya.ikidane.com/index.html
http://itohiya.blog.fc2.com/ 


このページのトップヘ

見出し画像
×